世間は狭い

■リーダーW太さんかっさーたかしさん、日本語学生に助けられる
 ダナンの市場で買い物しようと4人でうろついていたときのこと。
 おじさん一行に、ベトナムの若い女性たち4人が話しかけてきました。

 聞くと
 「私たちはダナン外国語大学日本語学科の学生」
 「先生から『日本人と会話する』という宿題を出されている」
 「買い物を手伝うから、その様子をビデオに撮らせてくれないか」
 と言ってスマホをちらつかせます。

 何かに集中しているところを狙うのがスリの常套手段。

 たかしさんのこともあり、正直警戒しなくもなかったかっさーでしたが、
 何せ市場は渾然一体としておりどこをどう歩いたらいいのかもよく分からない有様。
 試しに案内してもらうのもよかろうということで、買い物に付き合ってもらうことにしました。

 「コーヒーが買いたい」
 「Tシャツが買いたい」
 「カバンが買いたい」
 とあれこれリクエストする我々に対し、
 ひとつひとつ丁寧に対応してくれました。
 お店の人ともベトナム語で値段交渉してくれ、非常に助かりました。

 1時間ほど付き合ってもらった後、
 「宿題で必要な分は撮れたから」ということで、お礼を言ってお別れしました。

 悪いことは何も起こらず、彼女たちを疑ったことを少し反省しました。

別れた後もしばらく買い物を続けていたのですが、背後から「あの~すみません」と声が。
先ほどの学生さんたちでした。
なんでも、「宿題のビデオを間違って消してしまったから、もう一回撮らせてくれないか」とのこと。
先ほどの振る舞いをみてすっかり警戒を解いた我々は、二つ返事でOKしたのでした。

買い物後、「これだけ助けてもらったのだからお茶の一杯でもごちそうしよう」ということで、皆で喫茶店へ。
Facebookの友達申請をしたり普段の生活の話を聞いたりしました。

おじさんたちの今旅一の笑顔!

そしたらなんと、4人のうちの1人(Facebookの友達申請中?)がオフショアの説明を聞きに行った会社でアルバイトをしていることが判明!
そんな偶然もあり、楽しいひと時を過ごすことができました。

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