ミーソン聖域は、ダナンから南西に50kmほど離れたチャンパ王朝時代の遺跡です。
ベトナムの信仰は仏教が一番メジャーですが、チャンパ王朝はヒンドゥー教でした。
時代も文化も違うので、グエン朝王宮とはまた違った雰囲気を漂わせています。
この遺跡も世界遺産です。
それでは行ってみましょう。
ミーソン聖域は、A~Nまでの遺跡を見ることができます。
でも地図をみると、Nまでのアルファベットが全て割り振られているわけではない様子。
実質7個ですね。
地図右下、「You are here」のところです。
チケットを買ってこのゲートをくぐると中に入れます。
入場料は大人15万ドン(約750円)。
でも遺跡ははるか先。
なぜかというと、入口から遺跡までがすごい遠いからです。
よって、遺跡までの移動はこの開放的なシャトルバスで行います。
地図でいうとエントランスからまっすぐ上に進んだ、
「Shuttle Cars to temple-towers」というところです。
かなり暑かったから涼しくて良かったのですが、スピード出し過ぎ!
壁もシートベルトもないのに30~40km/hは出していたように思います。
うっかり転げ落ちた日には大変なことに…。
コース順の通りに回ると、最初に遭遇する遺跡がKになります。
遺跡といいつつ、まるでレゴかマインクラフトの世界に迷い込んだような佇まい。
建物がレンガ造りで角ばっているからでしょうかねえ。
なんでも、この地域の建物は建材のレンガを接着することなく積み上げているのが特徴なんだとか。
レゴじゃなくてジェンガでしたね。
次は遺跡N。
これは小さすぎて、遺跡というかがれきというか。
ここで、世界がレゴからラピュタに変わります。
遺跡F。倒壊防止のため、屋根やらつっかい棒やらがついてます。
悠久の年月によって崩れたのかと思いきや、ここでも
ベトナム戦争の空爆で遺跡の大半が破壊されたそうです。
そら崩れるわ。
遺跡E。
これは奇跡的に倒壊がありません(それとも復元した?)。
今度はドラクエ感ある。
部屋はかなり狭いです。
4畳半が二部屋くらい。これで生活できる?
他にも首のない像がたくさん。
売れると思って盗賊が持っていってしまうのだといいます。
遺跡G。
ここは人が多く賑わっていましたね。
他所のツアーで日本人も見かけました。
今回の旅ではホテル以外で日本人に遭遇することが少なかったです。
平日に出歩いていたからかな。
遺跡A。
完全にラピュタ。
ロボット兵が歩いてきても全く違和感ない。
遺跡BCD。
ここが一番大きかったですね。
遺跡BCDの中でプチ博物館ぽい展示をやっていました。
でもご覧の通り、ただ遺物が置いてあるだけで触り放題だし、
全く警戒されていないので盗むこともできちゃいます。
まあただ、持ち出せないんだろうな、重過ぎて。
最後の遺跡H。
土台しかありません。
てことで、世界遺産ミーソン聖域を見てきました。
浪漫と悲哀が漂う建造物でしたね。
いや~しかし暑かった!
シャトルバスを降りて遺跡を回るだけでも炎天下で2kmは歩かないといけないので、
手持ちの水があっという間になくなってしまいました。
2時間も滞在していませんでしたが、
とにかく体力を使いました…。