五行山は、ダナン市外から南に10km弱ほどいったところにある山々です。
山自体が大理石でできていることから「マーブルマウンテン」とも呼ばれるそうです。
なんでも「西遊記」で孫悟空が封印されていた山だ、という伝説もあるとか。
そんなパワースポット、五行山体験レポートをこれからお届けします!
五行山のマップです。
「こんなもん?」と思われるかもしれませんが、それは平面の地図だから。
一番高いところは標高108mあり、勾配もかなりきついため、ちょっとした登山です。
高尾山のリフトを降りたところから山頂までが120mくらいなので大体同じくらいでしょうか。
軽装の観光客が多いところや行く先々で売店があるところも、似た雰囲気を感じました。
看板左側に、THUY SON(Water Mountain)と書いてありますね。
直訳すると「水山」ってことなのですが、ここは陰陽五行説の「水」に当たる山なんですね。
他にもこの付近に4つの山があり、それぞれ「木」「火」「土」「金」の名を冠しています。
実はここが五行山ではなく、全部合わせて「五行」山なんですね。
立体感を感じていただく動画。
実際こんな感じで、急な階段をいくつも登っています。
入場券を購入後、まずはエレベーターを使って登ります。
日差しが強くて暑い!
遮るものがないから余計にそう感じます、
入場料は1人4万ドン(約200円)
エレベーター使用料が1人1万5千ドン(約75円)
でした。
地図①、サーロイ(Xa loi)塔前にて。
エレベーター降りてすぐにお出迎えしてくれた塔の迫力が圧巻!
7重の塔だそうです。
でも中は狭い空間に仏像が置いてあるだけで、上には登れませんでした。
ベトナムの方は結構信仰心が厚いのか、寺院に行くと熱心にお祈りしている人を見かけます。
そんな中、現地の人に溶け込んで一緒にお祈りする五郎さん。
一行の無事を祈念してくれました?
地図②、リンウン(Linh Ung)寺。
中はさっきの塔よりだいぶ広く、色彩鮮やかです。
海外の寺は、日本の寺と違って色味がありますよね。
なぜなのでしょうか。
寺の周りには像や池など、風情のある景色が広がります。
そんな像の中でも一際目を惹いたのがこれ。八岐大蛇?九頭竜?
それでは、五行山の見どころポイントを紹介していきましょう。
まずは地図⑤、ヴァントン(Van Thong)洞窟です。
ここは非常に天井が高い洞窟で仏像が置かれていました。
その仏像の裏にほっそーい階段があり、上に登ることができます。
かなり急で、足場も悪いです。
えっちらおっちら登ると…
この展望!!
あまりにクリアな空と海に感動してしまいました。
ただ、ここは非常に狭く足場も悪い(岩がゴロゴロ、サボテンみたいな植物多数)
ため、早々に下りました。
下りは別ルートから行くことができました。
行き道の急勾配を下るのは、おじさんにはムリ。
オーシャンビューにご満悦のたかしさん。
続いては地図⑨ホアギエム(Hoa Nghiem)洞窟を通り抜けて⑩フィエンコ(Huyen Khong)洞窟。
ここは何やらスピリチュアルな音楽が流れ、線香の香りもし、とても神秘的な空間でした。
天井に空いた穴から射す光が象徴的。
と思いきや、この穴はベトナム戦争時の空爆によってできたのだとか。
それを思うとまた見方も変わってきますね。
洞窟の中に作られた寺院だからか、ライトアップされています(観光用?)。
一番奥の寺まで行って「疲れたしもういっか~」となりかけていたところに
最後に行った地図⑧、HiestPeakってことで、水山の一番高いところみたいです。
ここもまた素晴らしい眺めでした。
ヴァントン洞窟から登ったところとは違いきちんと展望台として整備されており
居心地はよかったです。
HiestPeakのさらに高みを目指すおじさん二人。
てことで五行山を一通り堪能した一行は、この後下山しました。
2時間弱いましたが、割とあっという間だった気がします。
寺と仏像の連続で飽きるかな、というのが行く前の印象だったのですが、
いざ行ってみると外の天気と洞窟の明暗がくっきり出て、とても楽しかったです。
また色彩豊かな建物や仏像も楽しむことができました。
非常に暑かったのを除けば、とてもいいところでした。
最後にあんなことさえなければ…。