フォンニャ・ケバン国立公園 - フォンニャ洞窟

フォンニャ・ケバン国立公園は、ドンホイから北西にほどいった、のどかな地域にあります。
一言でいうとド田舎で、これまで見てきた街並みとはかけ離れた地域なのですが、
わざわざそこに足を運ぶに足る理由がありました。
フォンニャ・ケバン国立公園を世界遺産にした、鍾乳洞を見たかったのです。
ここでは、我々が体験することができた2つの洞窟、フォンニャ洞窟とティエンソン洞窟をレポートします!

今回、「洞窟で何かあると危ないから、日本語のできるガイドさんをつけよう」ということで、
メイさんという女性ガイドさんに同行してもらいました。
しかも季節外れで団体ツアーがもう終わっており、我々専用のガイドさん(とバス)。
この旅に日本語ガイドがいたことはほとんどないのですが、
このときばかりはメイさんから色んな情報を聞くことができました。

朝9時頃ドンホイを出て、チャーターバスに揺られながら1時間弱。
フォンニャ・ケバン国立公園に入りました。
初め、ハリウッドかと思いました(笑)

直接洞窟近くまで寄れるわけではなく、バスターミナルから舟に乗って、
サイコン川を遡るとのこと。期待が高まります。

舟代はツアー代に含まれるため我々は払っていませんが、
後日調べたところ1隻片道36万ドン(約1800円)とのこと。
ガイドさん込みで8人で割ると1人あたり約220円。
ただし1隻単位なので、少人数だと割高になります。
安く済ませたい人はバスターミナルで乗り合い客を探すのだとか。

出発前の集合写真。
これから後ろに映っている舟に乗り込みます。
水はお世辞にもきれいとは言えません。

船内の様子。

楽しそうにしてますが、エンジン音がうるさすぎてほとんどしゃべれませんでした。

そしてこの救命胴衣、留め金の大半が

壊れていて意味をなしていませんでした…。

河岸の様子。

壁が黄色だから学校かな?

土地いっぱいあるのに、

なぜ4階建て?

展望といっても、見渡す限り、森、畑、川ですが…。

川に向かって設置された滑り台。
日本じゃ考えられませんね。
てか、この川に入るのか?

川岸で遊ぶ小学生(多分)。
このくらいの子だと、もう滑り台卒業かな。

そんなこんなで30分ほど川を進むと、目の前に洞窟が!

このまま舟で入れるのかと期待したのですが、
今は増水時期で水位が上がっており、ムリだとのこと。残念。

こんな感じで、もうギリギリいっぱいでした。
乗っているのは、現地の人か、洞窟調査の人か。

洞窟の入り口で船を降りました。

入場料は1人15万ドン(約750円、後日調べ)。
残念ながら舟では行けませんでしたが、これから自らの足で、
洞窟探検開始です!

あまりのスケール感に一同圧倒されていました。
奥の方はビル10階分くらいはあろうかという高さに、
いたるところから鍾乳石が生えています。

この空間! この奥行き! この色合い!
大自然の中で人間の小ささを思い知らされます。

ガイドのメイさんも「ベトナム北部にも洞窟たくさんあるけど、
ここのは格別」と言ってました。

ディズニーランドもびっくりの完成度ですよね。
むしろこっちが本物。

ベトナムの豊富な水、湿度と、
激しい寒暖差によって水が溶けて流れ、
長い時間をかけて鍾乳石になるのだそうです。

上左側の鍾乳石のヒキの絵がこちら。
影にいるので見えづらいですが、左下に何人か立ってます。

ただただ見上げるしかない。

現場にはこんな風に椅子が置かれています。

繁忙期には監視員が座っているのでしょうが、
我々が行ったときはほぼいませんでした。

ここは奥行きがそんなになかったのですが、それでも40分ほど滞在していました。

行き止まりから船着き場付近まで戻ってきた様子。

この後は2つ目のティエンソン洞窟に向かいます。

大して疲れてないけど、途中の休憩所で一休み。

売り子さんの3姉妹(?)がかわいかったのさ!

そしてここからはひたすら登りです。
大体15分ほど。
ゼーハー言いながら登ります。

第二ラウンドはこちら

戻る