「生まれたての赤ちゃん」の時期はほんの一瞬です。
ずっと見ていても飽きることがない。
この時間を多くのみなさんに体験して欲しいです。
- Ryouta.N
- ソフトウェア第一事業部 システムエンジニア
- 2009年4月入社
育児休業、大変だったけど取ってよかった!
第一子が2022年3月の下旬に誕生し、4~5月の2カ月間育児休業を取得しました。
「大変だったけど取ってよかった!」「取らなかったらマズイことになっていた(笑)」が正直な感想です。というのも、産後の母親は1ヶ月くらい安静にしていた方が良いらしく、実際、妻は1カ月間ほぼ寝たきりの状態でした。そうなると家事と育児のほぼすべてを僕がやることになり、これが想像以上に大変でした。
食事の用意、掃除、洗濯、買い物などのタスクがあるのに緊急対応しなければならないタスク(子どもが泣きミルクを飲ませ寝かせる→子どもが泣きオムツを変えて寝かせる)がガンガン割り込んできます。24時間、土日祝なしに。
しかし、生まれたての小さな赤ちゃんに触れ育てる経験はそうできるものではありません。ずっと眺めていられる、見ていて本当に飽きない。可愛い子どもと密な時間を過ごせ、また、特に頑張った食事作りの効果か、妻の体調も順調に回復しました。育児休業は大正解でした。
育児休業取得の旨はなるべく早く相談する
私の仕事、システム開発の業務は、プロジェクトチームを形成して働くスタイル。エンジニア一人が抜けることで必ずチームメンバーや顧客に迷惑をかけることになると思っていました。そのため育児休業を取得したいという上司への相談は、妊娠が分かった段階でいち早く行いました。そうすることで育児休業取得から復職までを計画的に実施でき、関係各所への負担を極力小さくできたと考えます。
その他、育児休業の取得においては、事前準備の大切さも実感しました。共働きですので元々家事は分担してやっていましたが、やはり中心は妻です。掃除・洗濯の仕方、バランスのとれた献立など、「事前に話し合っておく&実践して慣れておく」ことで、お互いの不満が減りストレスを溜めないという良い循環が生まれました。
子育て支援制度・サービスをリサーチ&利用する
また、二人だけで頑張ろうとせず様々な制度やサービスを活用するのも大切ですね。例えば地域の子育て支援センターで開催されている教室に参加し、赤ちゃんの身体の洗い方などを学んだのも役立ちましたし、産後ケアシステムの一環で助産師さんが自宅に来てくださったのも助かりました。義母が週一回ペースで来てくれ、食材やレシピについて教えてくれたのもありがたかったです。毎日の食事が栄養豊富でありながら違ったメニューを楽しめるよう献立を工夫するのが僕としてはいちばん大変だった記憶がありますが、そこを頑張ったために出産2カ月目からは妻が元気になり、その後協力して育児に取り組めた素になったと考えています。
そして大切なお金の問題。就業規則はHPですぐ確認できますし、雇用保険から育児休業給付金を申請できます(育休開始から180日までは賃金の67%、181日目以降は50%支給されるなど)。いつ申請しいつ振り込まれるかを知っているだけでも心に余裕が生まれ、それも育児休業を安定して過ごす材料になると思います。
生まれたての赤ちゃんを、近く強くしっかり感じたこと
現在は復職し、医療系分析機器の開発に携わっています。朝8:15くらいに家を出て保育園に子どもを預け、9:00過ぎに出社。大体20:00くらいに帰宅します。子どもと密に過ごすのは土日がメインになりましたが、子ども中心の生活になったことに変わりはありません。そうそう、子どもが生まれてから引っ越しもしたんですよ。やはり夫婦二人の生活とは全く異なり、子どもが静かに寝ていられる空間が必要です。近くに部屋数が増えながらも家賃がそう変わらない物件を見つけることができ実現しました。
よちよち歩きを始めた子どもから、もうしばらくしたら「パパ」と言ってもらえる日がきますね。それをより楽しみに感じるのは、小さな生まれたての赤ちゃんという存在を、いちばん近くで、強く、しっかりと感じた時間があったからかもしれません。
育児体験を共有し、より良い時間とするフェーズへ
復職後、同期入社の仲間から育児休業の取得について相談される出来事がありました。2カ月はあっという間で、慣れた頃に職場復帰となってしまいます。できればもう少し長く取得したほうがいいということ(僕は第二子誕生の時は6カ月間取得するつもりなので!)、その他、前述した経験のすべてを伝えました。そして彼も実際に育児休業に入っていきました。実は僕は後から知ったのですが、他部署に僕より先に何名か育児休業から復帰していた方がいらしたそうです。話を聞きアドバイスが欲しかった!なので、今後は会社全体で育児休業の情報をオープンにして共有し、より良い時間とすることができるようになればと考えます。女性も男性も関係なく、すべてのエス・ジーの社員が出産・育児と仕事を両立できるよう、さらに会社全体で取り組んでいくフェーズに入っていると感じています。
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